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能力考N2阅读真题练习

今天来写一道“N2”阅读真题练练手吧!


以下は、あるデザイナーの書いた文章である。


私のアイディアのもとは、自分の生きてきた道の中にすべて詰まっているのだ、というふうに思っています。いままで生きてきた中で、感動したことを現代に持ち帰ってくる。過去の中で感動したことをコピーして、それをデザインしているのです。アイディアはいつも人から、時代からもらう。自分で考え出すことは少ないのです。

私は、感動したときのシーンはよく覚えています。色も匂いも形も光も季節も、そのときの景色も、そのときその場に誰がいたかも、何を食べたかも、思い出の中に鮮明に刻み込まれています。感動すると、それくらい記憶装置が自動的に働いて、すべてを映し込んでいるのです。


(中略)


中学の頃のこと、高校のあのとき、社会人になったときのこと、妻と旅をしたときの情景などいろいろなシーンが思い出されて、それを遡って切り取りにいくわけです。


けれどもそれが、もやーっとした(注1)ものだと切り取れない。なぜ、もやーっとするかと言えば、心の底から感動していないからです。しっかり感動していないと、持ち帰れないのです。


感動は、自分の力だけでなく、親の力だったり、友だちの力だったり、ほかの人の力によってもつくられています。子どものときから大事に育てられたとか、自分を包んでくれる街がきちっと大人たちによって美しく保たれていたとか、そういう周囲の力でつくられている場合もあるわけです。


そうした感動の思い出を大切に持ち帰ってきて、いまあるものとコラボレーションする(注2)と、新商品が生まれます。そういう意味では、まるっきりの(注3)新商品なんてあり得ません。アイディアはいつも、そんな過去の「感動の森」の中から探し出してくるものなのです。


いい思い出がたくさんあるかどうか、いい人に会ったかどうか、美味しいものを食べたかどうか。そういうヒト・コト・モノとのよき思い出の引き出しをどれだけ持っているかによって、アイディアの湧き出る(注4)量は変わるのです。


(水戸岡鋭治『あと1%だけ、やってみよう―私の仕事哲学』による)

(注1)もやーっとした:はっきりしない

(注2)コラボレーションする:ここでは、組み合わせる

(注3)まるっきりの:全くの

(注4)湧き出る:ここでは、生まれてくる

问题


【1】感動したことを現代に持ち帰ってくるとは、どのようなことか。

1.感動したシーンを人に語る。

2.感動した記憶をデザインに生かす。

3.過去に流行したデザインをコピーする。

4.人が感動したことからデザインのヒントをもらう。

【2】感動について、筆者の考えに合うのはどれか。

1.感動は周囲の力でしかつくられない。

2.感動したことは年を取るにつれて思い出せなくなる。

3.周囲の力でつくられた感動は記憶に残りやすい。

4.心の底から感動したことは鮮明な思い出となる。

【3】アイディアについて、筆者はどのように考えているか。

1.記憶が強いほど、アイデアが生まれやすくなる。

2.他人の力を上手に利用することで、アイディアが商品につながる。

3.感動した思い出が豊富であるほど、多くのアイディアが生まれる。

4.感動をヒト・コト・モノに分けて考えると、いいアイディアが生まれる。




答案


【1】正确选项:2

题目是:“把感动带回现代”,指的是什么?

解析:关键句「過去の中で感動したことをコピーして、それをデザインしているのです。」句末的「のです」有说明的作用。该句就是对「感動したことを現代に持ち帰ってくる」的解释。这句话是说“复制过去的感动,用来设计”。由此可知,正确选项是2「感動した記憶をデザインに生かす」(把感动的记忆运用到设计中去)。

【2】正确选项:4

题目是:关于感动,与笔者观点一致的是哪一项?

解析:文章第三段「なぜ、もやーっとするかといえば、心の底から感動していないからです(为什么会记忆模糊,因为没有真正从心底感动)」。意思就是说,只有真正从心底感动的事情才会记得清楚。由此推断,正确选项是4「心の底から感動したことは鮮明な思い出となる(从心底感动的事会成为鲜明的记忆)」。

【3】正确选项:3

题目是:关于创意,笔者是怎么认为的?

解析:文章最后一句「いい思い出がたくさんあるかどうか、いい人に会ったかどうか、美味しいものを食べたかどうか。そういうヒト·コト·モノとのよき思い出の引き出しをどれだけ持っているかによって、アイディアの湧き出る量が変わるのです(是否有许多美好的回忆,是否遇见美好的人,是否吃过美味的食物,这种人、事、物决定了创意数量)」。由此可知,正确选项是3「感動した思い出が豊富であるほど、多くのアイディアが生まれる(感动的记忆越是丰富,越是能产生更多的创意)」。